日本工業新聞   2000年7月6日

国内発のマグネシウム合金コイルの販売開始
ファクト・日本クロス圧延と提携


 ベンチャー企業のファクト(社長・佐草伸之氏、神奈川県平塚市、0463-33-6875)は、日本クロス圧延(社長・岡氏、千葉県茂原市、0475-22-4151)と業務提携して、マグネシウム合金コイルの販売を開始する。マグネシウム合金コイルを国内で販売するのは初めて。
 マグネシウム合金は、軽量でリサイクルしやすい性質から構造材としての需要が伸びている。現在はダイカスト法などで製造したマグネシウム合金の構造体が使用されたいるが、ノートパソコンなど携帯機器の筐体に代表される薄肉製品を量産する際の歩留りが低かった。
 こうした薄肉製品を量産できるプレス成形方法はプレスメーカーによって確立されているが、素材として輸入によるシート材しかなかったのが現状。
 ファクトと日本クロス圧延が販売するコイル材は、ファクトが輸入するコイル状の押し出し材を日本クロス圧延が圧延調質する。機械特性に応じて二種類のコイルを用意した。一コイル当たりの重量は50kg。販売目標は当面は月間三トン。