| アーチャードの法則・摩耗式 |
固体同士の無潤滑下のすべり摩擦において、摩耗体積が荷重とすべり距離に比例する事をあらわす経験則。式は右記gif内にあります。 |
| ISO粘度グレード |
ISO(国際標準化機構)によって制定された工業用潤滑油の粘度区分 |
| あたり |
回転あるいはすべり接触する機械部品のある接触線が、その部品の連続的な接触の後に相互の形状に応じて双方の接触面に連続統合された形で残した接触痕。これによって両方の形状誤差などの総合情報を得る事が出来る。赤あたり、黒いあたりなどは塗料で調べている。また、なじみが出た面の呼称にも使われる。 |
| なじみ(運転) |
運転中に接触面の表面損傷が発生しないように、完全な油膜形成を早期に実現するために適正な条件のもとで運転し、表面の粗さを押しつぶして滑らかにするための予備運転。そのような状態を単になじみという。 |
| 潤滑モード |
1.流体潤滑(Hydrodynamic Lubrication,HDL)
弾性流体潤滑(Elastohydrodynamic Lubrication,EHL)
2.部分弾性流体潤滑(Partial Elastohydrodynamic Lubrication,PEHL)
混合潤滑(Mixed Lubrication,ML)
3.境界潤滑(Boundary Lubrication,BL)
に分けられます。 |
| くさび膜効果 |
流体潤滑状態で、オイルなどが狭くなっている部分に、その粘性で引き込まれて油圧が発生し、油膜が負荷能力を持つ。
普通は軸受けなどのジャーナルがオイル膜に浮いて流体潤滑になる現象を
指すことで説明される。流体のレオロジー特性が支配的となり摩擦係数は1/1000
オーダーになり摩耗も著しく低減する。ただし始動時点ではこの油膜効果はない。 |
| 塑性(そせい)変形 |
物体に力を加えて、その物体の形が変わった後で力を戻すと元に戻ります。
この力がある一定値を超えるとき、その外力を取り除いても残ってしまう永久的な変形
を指します。
負荷の変化と同時に生じる塑性変形と、時間に依存する粘性変形とに分ける場合が
ありますが、常温では粘性変形は無視します。 |
| 弾塑性流体 |
応力が弾性限界までは弾性的な性質を示し、それを越えると塑性を示す流体。
弾性流体潤滑におけるオイルのせん断挙動に関係します。
弾性はイメージ的には「バネ」と考え、バネが力を受けすぎると壊れてしまうように
振る舞う流体と考えると理解しやすい。 |
| 増ちょう剤 |
グリースの成分で、液体潤滑剤の中に分散し3次元的構造を作り、半固体状にする
作用を持つ物質。
普通はステアリン酸リチウム、ステアリン酸カルシウムなどの「金属石けん」が
用いられるが、耐熱性などが要求されるときには、各種コンプレックス石けん、ウレア
化合物や有機処理されたベントナイトなどの非石けん基の増ちょう剤も用いられる。 |
| チキソトロピー |
分散系の時間依存性の一種で、超音波による振動や、剪断を受けると時間と共に軟化・液化するが、放置しておく(静止する)と
再び固化する(元の戻る)ゲルの性質。
そう言った流体はチキソトロピー流体と言い、グリース、乳化油、ペイントなどがある。 |
| 攪拌(かくはん)損失 |
エンジンや伝動装置において回転または往復動する部分が油面と接触し、これを
叩き、かき混ぜ、かき込む事によって生ずるエネルギー損失 |
| 界面 |
2つの相(気体、液体、固体の間)の接する相の境界。
この界面には界面エネルギーが存在し吸着・ぬれ・界面電気現象・触媒作用などの現象が起こり、各相の内部と異なる物理的・化学的性質が現れる。
界面反応は不均一反応で、摩擦表面と潤滑剤との界面で起こる化学反応による生成被膜は、摩擦・摩耗などの低減に重要です。 |
| 界面活性剤 |
分子内に親水基と親油基を持つため、界面に吸着して、界面張力を著しく低下させる働きを持つ物質。水溶液中での解離イオンの性質により、陽イオン(カチオン)、陰イオン(アニオン)、非イオン、両性界面活性剤に分類される。
潤滑油添加剤として用いられる場合は、清浄性、さび止め性、油性、水分離性、乳化性、分散性、泡立ち性などに関与する。 |
| 摩擦面温度 |
通常は機械的仕事が摩擦によって摩擦仕事という回収不能な摩擦熱に変わり、
接触する両物体に熱伝導して温度を上げている。
見かけ接触面の平均温度を指す場合と、瞬間的局所高温=閃(せん)光温度を
指す場合があるが、後者がはるかに高温となるのが普通。 |
| 摩擦の法則 |
=アモントン・クーロンの法則。経験則。実用的な摩擦条件のもとで広い範囲で成立する。
固体の摩擦力が垂直荷重に比例し、見かけ接触面積(目で見たままの接触した面積)
に無関係であるという法則。
すべり速度にも無関係であるという事を第二法則として付け加えることもある。 |
| 摩擦理論 |
無潤滑状態の摩擦係数に関する理論として、凸凹説・凝着説・接触点成長理論・などがあげられる。近年は分子動力学に基づく理論も試みられている。 |
| 摩耗理論 |
摩耗の発生機構に関する理論。凝着摩耗の理論・アブレシブ摩耗の理論など
摩耗形態ごとの理論は数多く提案されているが、広範囲の条件下で摩耗量を予測し
制御する事に適用できるような理論はまだない。 |
| 滴点 |
グリースを規定の容器で加熱した場合、高温で液状になり滴下し始める温度。
リチウムグリースで190−200度C、耐熱グリースで250度C以上になる。 |
| セ氏と華氏 |
セ氏はCで表わされ、華氏はFで表わされます。
この関係は「(F−32)/2*1.1」とすれば大体の近似値になります。 |
| 1b(ポンド) |
1b=0.45359243kg。約453グラム |