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パーマロイPermalloy(PC、PB)

材料名称 パーマロイ Permalloy (PC,PB)
構成元素 PB Ni45.0 Fe54.0
       PC Ni77.0 Fe13.5 Mo4.2 Cu5.0

 

パーマロイ (permalloy) はFe-Niの合金で初透磁率の大きいことを目的に作られた合金である。 名前の由来はpermeability(透磁率)+alloy(合金)による。

 

PCパーマロイ(Ni-Mo,Cu-Fe)は最高の透磁率が得られ、且つ直流特性に優れた材料で、小型・高感度・高性能を求められる磁気遮蔽(シールド)製品に最も適しています。加工性も高く絞り加工に優れています。

 

PBパーマロイ(Ni-Fe)は大きな飽和磁束密度が得られますので、各種センサーの小型化・高性能化や、変流器(CT)の材料としても多用されています。特に1mm以下のPBパーマロイは薄板の積層により最も高い特性を発揮しますので加工方法・生産効率・価格の点でも優位

磁気シールド特性

パーマロイ(Permalloy)は初透磁率(μ1)が大きく保持力(Hc)が極めて小さいため、磁気を帯びやすく、すぐに消磁する特性がある。
この特性を利用して磁気シールドケースに利用すると優れた特性が得られる。

 

しかし、Permalloyは特性を得るためには、金属組織を肥大化させる必要があり、磁気焼鈍の工程が必要になる。
磁気焼鈍後の材料は歪により特性が下がるため、ベンダーなど曲げ加工ではケース状に加工できない。よってすべての辺を溶接で接合する必要がある。

 

小型の磁気シールドケースを製作するためには、0.3mm程度の薄板を歪まずに接合する必要があり製造が難しかったが、MMLab.の連携で実現したので報告します。

磁気シールドケース

磁気シールドケース

パーマロイ性の磁気シールドケースをカスタム製造します。
パーマロイは曲げるなど歪の影響で磁気シールド性が大幅に低下するため、磁性焼鈍後に全面をろう付けで接合し製造します。

 

現在、センサー、高速通信などの開発には欠かせないツールとなります。


トロイダルコア(巻き鉄心)

トロイダルコア

トロイダルコア(巻き鉄心)の製作をお引き受けします。

 

絶縁処理→巻取り→磁気焼鈍仕上

 

板厚 板幅 内径 外形をご指定ください。
樹脂コーティングもご相談ください。


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機能材の調達からそれを使用した部品製造までなんなりとお問い合わせください。

 

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